ワット・ポー・ワット・プラチェトゥポンは王宮の南側にあります。通称ワット・ポーと呼ばれ、一等の位の王室寺院の一つです。 境内は50ライ以上あります。(1ライ=1600平方メートル) ワット・ポーの由来 このお寺はアユッタヤー時代に建てられ、当時はワット・ポーターラムといいました。初めは小さな普通のお寺でしたが、 トンブリー時代にターックスィン王がこれを王室寺院にされ、本堂を建てました。この時からワット・プラチェテュポンウィモンマンカラーワート という名に変わったのです。ラーマー3世の時に17年かかりで再び大修理されました。その後、ラマー4世のころに、 ワット・プラチェトゥポンウィモンマンカラーラームという名前に変わりました。 ワット・ポーは道を隔てて、二つの部分に分けられています。道の北のプッターワート(本堂や礼拝堂がある仏教行事が 行われる区域)と南の方のサンカーワート(僧坊)です。このサンカーワートにはタイの有名な詩人であり、ワットポーのお坊さんになった ラーマー1世の王子、パラマヌチッチノロット王子の僧坊が残っています。 お寺の見どころ 本堂 本堂はラーマー1世の時代に建てられ、ラーマー3世の時に修理されました。本堂の8枚の扉の外側は美しい螺鈿細工のラーマキエン 物語が、そして内側はお坊さんの位を表す長い栖のついたうちわの模様が描かれています。窓の外側は金箔とガラスで飾られた木彫りに なっており、内側にはタイの位の高いお坊さんの名が書かれています。 壁画 本堂の壁には壁画が描かれています。お釈迦様の一生、お釈迦様の41人のすぐれた弟子の話、天国の話、タイの童話のもとに なった話です。 本尊 本尊はアユッタヤー時代の仏陀像で、お釈迦様がめい想している姿をしています。もともとはトンブリーのワット・サーラースィナーの本尊 でしたが、ラーマ1世が新しく修理させワット・ポーの本尊としました。プラプッタテーワパティマーコーンといいます。台座の中にはラーマ1世の 遺骨が納められています。 方角の礼拝堂 本堂の礼拝堂にはプラローガナートという立っている仏陀像があります。南の礼拝堂にはプラプッタチンナラートという仏陀像があり、 これはお釈迦様が5人の修行者に初めて説法した姿です。西の礼拝堂の仏陀像はプラナーグポロックという仏陀像で、これは木の下に 座っているお釈迦様が雨にぬれないようにナーガが上に頭を広げています。北の礼拝堂にはお釈迦様が岩の上で象と猿から供え物を 受けている姿の仏陀像が安置されています。 回廊 本堂は内側に150体の仏陀像を配した回廊と、その外側に244体の仏陀像を配した回廊で2重に囲まれています。それらはラーマ 1世の時代に北部地方から持ってきたもので、チェンセーン、スコータイ、アユッタヤースタイルの仏像です。
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